サウンドカード| Sound card |

パソコンでは、デジタル化したデータなら、文字でもサウンドでも動画でも変わりなく扱うことができます。サウンドカードというのは、音データをデジタル化し、パソコン内部で扱えるようにする周辺機器です。

多くの市販パソコンには標準で内臓されていますが、より高性能なカードを別途購入して標準のカードと取り替えることも可能です。

サウンドカードは、自分自身が波を発生させて音データを作る「FM音源」とマイクなどから録音した音をそのままデジタルデータに変換する「PCM音源」に大別できます。WindiowsやMacintoshで標準的に使われている音源は「PCM音源」です。

またPCM音源の派生系として、楽器の音をデータとして保存しておき、外部から楽譜データが送られるとその楽器の音を再生するタイプの音源もあります。これを「ウェーブテーブル音源」と言い、この音源で再生することのできる音楽データを「MIDIデータ」と言います。
安価なサウンドカードの中には、ウェーブテーブル音源を持たないものも多いのですが、このようなカードでも、MIDI再生機能を補うソフトウエア(ソフトウエアMIDI)を組み込めば、美しい音を再生できるようになります。